2026-08-21

運転トラブル中に相手の運転者を車でひいた疑い…1審「懲役6月・執行猶予1年」
控訴審「被告人は衝突直前にブレーキを踏み…被害者もまた事故直後に傷害を訴えず」
相手の運転者を車でひいて負傷させた疑いで裁判にかけられた男性が、控訴審で無罪を宣告された。
釜山地方裁判所第1刑事部は先月(7月)24日、特殊傷害の疑いで起訴された70代A氏の控訴審宣告公判で、懲役6か月に執行猶予1年を宣告した原審を破棄し無罪を宣告した。
A氏は2024年、釜山のある道路で、自分に抗議する相手車両の運転者B氏を車でひいて負傷させた疑いを受けた。
当時B氏は、A氏の運転で事故になりそうだったことに抗議しようと車から降りて近づいている途中だったが、A氏がそのまま車を直進させたものと把握された。
検察は、二人の運転者が暴言を交わしトラブルになると、腹を立てたA氏が故意にB氏をひいたと見て事件を裁判にかけた。
1審裁判所はA氏に懲役刑の執行猶予を宣告した。裁判部は「事件の発端は被告人の行為によるものであり、初期段階で謝罪していれば事件は大きくならなかったはずだが、むしろ怒りを煽った」とし「被害者が厳罰を嘆願している点などを考慮した」と判示した。
これに不服のA氏は、故意がなかったとして控訴状を提出した。B氏が停車すると自分は車線を変えて通り過ぎようとしたが、むしろB氏が突然前に立ちはだかったというのだ。これを受けただちにブレーキを踏んで停車し、事故直後にB氏が痛みを訴えることもなかったと強調した。
2審裁判所は無罪を宣告した。控訴審裁判部は「ドライブレコーダーの映像を見ると、被害者が突然車から降りて被告人の車両に近づき、被害者と接触する直前に速度が落ちた」とし「これを見ると、車を並べて停め窓越しにトラブルを解決する意図があった可能性も排除できない」と述べた。
さらに「被害者は車両接触直後、相手の運転方式や言動についてのみ問い詰めた」とし「身体がぶつかった点については特段の言及なく自分の車両に戻った」と付け加えた。
一方、A氏を代理した法務法人(ローファーム)大輪のキム・ナクヒョン弁護士は「車両を利用した特殊傷害罪が成立するには、故意に相手をひこうとした点が明白に立証されなければならない」とし「ドライブレコーダーの映像を通じて、A氏が接触前に制動した事実とB氏が突発的に車の前に立ちはだかった状況を明らかにし、1審判決を覆して濡れ衣を晴らすことができた」と説明した。 whyjay@sportsseoul.com
シン・ジェユ記者
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「車でひいた」報復運転傷害の疑いの70代、控訴審で「無罪」 (移動する)
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