企業競争力は知識財産権の保護に依存した
知的財産権(IP, intellectual property rights)とは、知識、情報、技術、思想その他の無形の知的創作物に対する権利を意味する。高度な技術発展により、知的財産は国家と企業の競争力を左右する核心的要素として定着した。このような知的財産権を保護しようと、2010年に知的財産基本法が制定されたが、同法案は知的財産の創出・保護・活用及びその基盤づくりを骨子としている。究極的には知的財産の価値を増進させ、企業の競争力を強化することに目的を置いているのである。デジタル情報化時代が到来する中、ソフトウェア、コンテンツなど財産権の範囲が大きく拡大し、企業も著作権保護のために積極的に乗り出す様子だ。実際に韓国著作権委員会の統計によると、国内法人の著作権登録件数は△2019年21,937件 △2020年28,809件 △2021年28,863件 △2022年32,204件 △2023年30,234件と、過去5年間着実に増加する傾向にある。ここで注目すべき点は、権利の類型によって保護期間が異なるということで、特許権の存続期間は発明及びデザインが20年、実用新案権が10年に分かれる。そのため、事業構築に長い期間がかかる産業の場合、特許の時期をうまく見極めることが重要だ。あまりに早い、あるいは遅い時期に出願することは事業に大きな影響を及ぼすためである。権利を確保した状態で特許を公開してこそ、事業アイデアを安全に保護でき、後日計画した期間まで権利を保障されうる。これだけでなく、国際出願もまた国ごとに適用される法律が異なるため、十分な考慮が必要だ。国ごとに特許の存続期間、年次料などが異なるため、中長期的な計画を立てて戦略的に接近しなければならない。このように企業が商標登録、特許出願などを通じて著作権侵害に事前対応する理由は、機密漏洩などの危険性が大きいためだ。企業が丹精込めて開発した技術、デザインなどが外部に漏洩した場合、莫大な損失を招きかねないからである。特に、企業が核心技術の漏洩によって競争力を失えば、最終的には市場での優位を失い、破産の危機を迎えることになりかねない。これを受けて、各企業では知的財産権の取得と活用の重要性を認識し、内部情報管理のためのコンプライアンス強化、被害を最小化するためのシステムなどを整えなければならない。また、すでに知的財産の漏洩・侵害事故が発生したのであれば、技術奪取行為を立証することに注力しなければならない。法務法人(有限)大輪のファン・セジョン知的財産権専門弁護士は「漏洩技術・漏洩元・漏洩を原因とする会社の被害規模などを明確に整理し、これを基に民事・刑事及び行政訴訟などの法的措置につなげてこそ、より迅速な問題解決が可能になる」とし、「企業の競争力は知的財産権の保護にかかっている。遅すぎるという考えは捨て、今からでも着実に段階を踏んで知的財産権を保護できる多様な計画を立てることが望ましい」と伝えた。チン・ガヨン記者(news@lawissue.co.kr) [記事全文を見る]
企業の競争力は知的財産権の保護にかかっている (リンク)